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未来でまた
2012-08-03 Fri 10:15
(女の子がタイムスリップして来て、目的を達成したシチュエーションで)
 多くの人に囲まれながら、彼が笑顔を見せていた。
 その笑顔を嬉しく思いながら、私は自分の手を見た。消えかかっている。もう私の時間に帰らなければいけない。
「なあ」
 ふと、彼が私のところへやって来ていた。その無邪気な笑顔が今は私を寂しい気持ちにさせる。
「その、ありがとな。 全部、お前のおかげだよ」
 私は涙をこらえ、微笑んで、うんと静かにうなずいた。
 そんな様子を見て、彼が不思議に思ったんだろう。不安そうな表情を見せる。
「おい、どうしたんだよ?」
「ごめん、ごめんね。 私、もう行かなきゃ」
 突然のことに、彼は戸惑っていた。
 こうなることは分かっていたはずなのに、私は彼と離れたくない気持ちでいっぱいだった。だけど、私は行かなければならないのだ。
「大丈夫、あなたなら私がいなくてもやっていけるわ」
そう言って、私は彼の手を握る。すると、彼も私の手をぎゅっと強く握り返した。
「また、会えるんだよな?」
「うん、いつか――」
 ……未来で。きっと会える。私、探しに行くわ。

 ――だから、その時まで待っていて。
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