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雨(1)
2013-03-08 Fri 23:03
 ――ぼくの恋人は「空」のようなひとでした。

     ~雨~

 その日は晴れ。雲ひとつなく清々しい晴天。
「どうしたの、空なんか見て」
 準備を終えて、何となく空を見ていたぼくの隣にはいつの間にか彼女が立っていました。
 笑顔を浮かべる彼女はとても綺麗で眩しいくらいでした。
「……ちょっと考えごと」
 ぼくは彼女を引き寄せ、抱き締めると微笑み返してそう話しました。
 しばらくそうしながら、ぼくはその日がとてもかけがえのなく感じていました。
 この日を迎えるまでに時間が多く必要でした。その時間はぼくらにとって、短くも長くも在りました。
「色んなことあったね」
 彼女はそうつぶやきました。その表情はどこか幸福そうで、その日の天気のようでもありました。
 ぼくも幸福をしみじみと感じながら、彼女の手を握ってこう言うのでした。
「行こう――」

 これはぼくらの出逢いの物語。
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